HALの各種感想・レビュー置き場

プリキュア曲のレビュー・各種感想等を気ままに書いています。

アニメのOPとEDって奥深いなぁ、という話。

皆さんは、アニメのOPとEDを飛ばさずに見ているだろうか。

もしかしたら、時間短縮のために飛ばしてしまう、というアニメファンの方もいるかもしれない。

この忙しい時代、少しでもその時間を省略したい…という気持ちもわかるし、悪いことだとは思わない。

だが、非常にもったいない。

アニメのOP・EDは、ただアニメソングが流れるだけの時間ではない。そこには、そのアニメを制作するスタッフが描くメッセージ、演出の粋が凝縮されているのだ。

本記事では自分が考えるアニメOP・EDの魅力を、徒然に綴っていきたい。

 

①アニメOPの魅力

アバンタイトルが挿入される作品も多いが、基本的には、アニメOPは視聴者が初めてそのアニメに触れる場所だ。初めて見る場所にして、リアタイしているなら毎週必ず見なければならない場所だ。これがどういうことを意味しているか。

制作陣の演出が自分の肌に合うかどうか、その試金石になる場所だということだ。

考えてみて欲しい。初めて見る場面、初めて聴く曲、そして毎週触れる場所で楽しめないアニメに、あなたはハマれるだろうか?

もちろん、一番重要なのはアニメ本編の面白さである。アニメOPだけで視聴継続を判断するのは早計ではあるだろう。しかし、アニメOPを作っているのは本編を作っている制作陣なのだ。そのアニメを好きになれるかどうかの判断材料として、アニメOPのクオリティを決して軽く見ることはできない。

更に言うなら、OP主題歌の選曲も、制作陣のセンスが問われる部分だ。

その楽曲がアニメのテーマやキャラクターに寄り添ったものか?

その楽曲に合わせたOPアニメーションの演出ができているか?

そもそも、そのアニメの色に合った楽曲を作れるアーティストをきちんと選択できているのか?

OP主題歌、OPアニメーションは作品の花形。そして作品の1次評価が決まると言っても過言ではない、重要な箇所。

忙しくて時間が取れないという人も、最低一度は、アニメOPを飛ばさずに見ることをおススメしたい。

 

②アニメEDの魅力

先述の通り、アニメの花形と言えるのはやはりOPだ。楽曲についても、ヒットしているのはOP主題歌という印象が強い。実際、一昔前は主題歌シングルにおいて、ED主題歌はカップリング曲に回される傾向が強かった。

だが、ED主題歌も決して侮ってはいけない。極論を言えば、ED主題歌はOP主題歌よりも作成難易度が高い。

理由は簡単。OP主題歌の役割は1つだが、ED主題歌の役割は2つあるからだ。

OP主題歌の役割は、視聴に向けての気持ちを高める事。勿論非常に大事なことだが、視聴者の心を動かす方向は一つに限られる。

対してED主題歌の役割は、作品を見た後に「高まった気持ちを落ち着かせること」「沈んだ気持ちをフラットに戻すこと」という、二つの方向に視聴者の心を動かすことが求められるのだ。

それは、EDアニメーションも同じ。作品を見終わった後、視聴者はリアルに戻っていく。そのためには、上がった気持ちも沈んだ気持ちも、フラットになっていなければならない。

さらに、その作品の色も表現する物でなければならない。アニメEDは、本当に多忙なのだ。ある意味アニメOP以上に、高いハードルが設定されている。

だからこそ、優れたアニメEDはアニメOP以上に輝く。プリキュアのEDダンスを見たら、どんな鬱回でもとりあえず気持ちが切り替わりませんか?

 

③アニメOPもアニメEDも、作品の一部

アニメOPやアニメEDを、ストーリーの進行や伏線に絡ませて使う作品も少なくない。忙しいからといって飛ばしていたら、大事な物を見逃してしまう可能性があるのだ。

本編だけではない。アニメOPもアニメEDも、そして双方の主題歌も、全てが作品の一部であり、ストーリーを象徴する重要なピース。

これからアニメを好きになる方、そしてこれまでOP・EDを時間が無くて飛ばしていたという方。

ほんの1分時間を割くだけで、そのアニメが10倍は好きになる。

アニメOPやアニメEDをそこだけ繰り返し見返すようなことがあったなら、あなたはもうその作品にハマりかけている。

たった1分に凝縮された、制作陣のセンスとエネルギーをスルーするのは勿体ない。

あなたにとってそれは、人生を変える1分になるのかも知れないのだから。

 

にほんブログ村 アニメブログへ
にほんブログ村

 

にほんブログ村 アニメブログ アニメソングへ
にほんブログ村

 

PVアクセスランキング にほんブログ村

 

人気ブログランキング - 投票処理中