「ひろがるスカイ！プリキュア」が本日1月28日、最終回を迎えた。
サブスクで一気に見ることはあっても、プリキュアを毎週リアルタイムで追いかけるのは人生で初めての経験。週を追うごとに少しずつ、しかし確かな成長を遂げていく彼女たちの姿に、何度涙したかわからない。ひろプリチームが歩んだ道程を追いかけ続けたこの1年は、自分にとっての宝物だ。
OP主題歌のダブルミーニングをきっかけに、ひろプリチームの活躍を追いかける旅は始まった。その旅路の中で、ソラちゃんとともに戦う多くの仲間を自分は知ることになる。
優しさという名の強さを心に秘めたましろちゃん。
落ち込み、傷つきながらも、夢を形にするために戦い続けるツバサくん。
時に優しく、時に力強く皆を引っ張り、支えて続けてきたあげはさん。
物語のキーパーソンである赤ん坊・エルちゃんを守るべく、彼女たちは厳しい戦いに身を投じる事になる。
戦いの中で、日常生活の中で。彼女たちは一歩ずつ、しかし確かに強くなっていく。日曜日が訪れるたび、自分はその姿を見せつけられてきた。物語序盤であれば決して超えられなかったであろう壁を乗り越えていくひろプリチームの活躍に、幾度も心を熱くさせられた。
「知ることで広がる世界」。ひろプリが掲げるテーマの一つだ。それはソラちゃんたちだけではなく、我々ファンにも言える事ではないだろうか。
今作は、プリキュア20周年記念作品。アニバーサリー作品ということで、注目度も高かったはずだ。きっかけとしては申し分ない。自分と同じく、ひろプリによってプリキュアの世界に魅了されたという方も多いのではないだろうか。
そのことはきっと、ひろプリとの出会いのみにはとどまらない。様々なプリキュアシリーズ、様々なプリキュア楽曲、そして様々なプリキュアファンとの出会いのきっかけとなり得るものだ。少なくとも自分は、そうだった。
ひろプリが、自分の世界を広げてくれた。ひろプリが、数えきれないほど多くの宝物をくれた。ひろプリチームの皆が、自分の人生を輝かせてくれたのだ。物語の中で、自分の夢や自分の世界を広げ続けてきた彼女たちは、多くのファンの世界を広げながら今日という日を迎えた。
当然自分は最終回も視聴済み。1年間でひろプリチームが描いてきた物語の全てを目撃している。だが、本記事ではそれにはあえて触れはしない。
この記事を読んでくれたすべての方に、彼女たちの軌跡を追いかけて欲しいからだ。彼女たちが笑い、悩み、迷いながら辿り着いた先にある夢の形を、その目で確認して欲しいからだ。
そして、心の中にある自分の世界を広げて欲しい。最高の瞬間を、光り輝く宝物を、その手に掴んで欲しい。
ひろプリチームの物語は、ここで一旦幕を閉じる。だが、彼女たちの人生はこれからも続いていく。
辛いこともあるだろう。立ち止まってしまうことだって、きっとあるだろう。
それでも、今日まで彼女たちが頑張ってきた時間は、決して嘘をつかない。我々がもらった宝物は、そのまま彼女たちの物でもあるのだ。1年間の煌めきが集まったそれは、全ての絶望を打ち払う光の源だ。その光がある限り、彼女たちは決して負けはしない。
「ひろがるスカイ！プリキュア」を追いかけた時間を、自分は決して忘れない。
そして、ひろプリチームのことも、彼女たちがくれた大切な物も、絶対に忘れない。
ありがとう、ソラちゃん、ましろちゃん、ツバサくん、あげはさん、エルちゃん、皆。
彼女たちが今日まで歩んできた時間は、どんな宝石にも負けないぐらいに重く、強固だ。姿は見えなくても、皆が歩む未来はきっとキラキラ輝いている。少なくとも、自分はそう信じている。
ひろプリチームの旅は終わらない。自分はこれからも、彼女たちを応援し続ける。
青く広がる空の下、頑張れ！ヒーローガールたち！
