HALの各種感想・レビュー置き場

プリキュア曲のレビュー・各種感想等を気ままに書いています。

【プリキュア楽曲レビュー】Vol.201「勇気の花」

「ドキドキ!プリキュア キャラクターアルバム ~SONGBIRD~」収録曲。

作詞:実ノ里

作曲・編曲:山口朗彦

歌:キュアソード/剣崎真琴(CV:宮本佳那子)

(敬称略)

 

「勇気」とは、未知への一歩を踏み出す力。そこにはきっと、「解放」という名の喜びがある。

眩しいくらいの日の光が、イントロと同時に我々を照らす。爽快感に満ちたメロディは、弾ける笑顔の象徴だ。

弾む旋律はノンストップ。ひと時も足を止めずに駆け抜けていく音の風が、我々の心をも弾ませる。

踏み出した先にあるものは、真琴ちゃんが、キュアソードが望んだ「未来」なのだろう。だが、彼女のバックボーンを考えれば、この明るい歌をどれだけ歯を食いしばって歌ったのかということに思いを馳せずにはいられない。

キャラソンというものは、文字通りキャラの設定や心情などを深く掘り下げる重要なコンテンツだ。

同時に、ネタバレにならない程度にキャラを表現していることもあり、作品の入り口としても機能する。

この楽曲はどうだろうか。

結論から言おう。最低2度は聴いて欲しい。ドキプリを見る前と、ドキプリを見た後。特に、キュアソードの背景とその心情を知った後にこの楽曲を聴いてみて欲しい。

楽曲に対する印象が180度変わる。アイドルである真琴ちゃんが、オーディエンスの前で見せる「笑顔」の重みがこれ以上ない程伝わってくる。

シリーズの入口としての役割を見事に果たしているのだ。キャラソンは基本的に、シリーズを見た人向けに作られている傾向があるが、この楽曲も正直、その例外ではない。

この楽曲の素晴らしさは、真琴ちゃんというキャラクターにかけられたフィルターの見事さにある。シリーズ未見の人が聴いたなら、真琴ちゃんの明るく前向きな側面しか見えないかもしれない。

そんな状態でドキプリ本編を見たならば、きっと素敵な裏切りがある。ステージの上に立つ彼女のプロ根性、心の奥にある陰、それでも滲み出る希望への渇き。

一見ストレートなこの楽曲には、複雑な感情が入り混じっているのだ。それが何なのかが気になった方は、是非ドキプリを見て欲しい。

「アイドル」としての真琴ちゃん、「キュアソード」としての真琴ちゃん。その二面性の狭間にある彼女の心を、わかってあげて欲しい。

 

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