「ハートキャッチプリキュア! ボーカルアルバム2 〜いろとりどりの花言葉〜」収録の、キュアサンシャインのキャラクターソング。
作詞:青木久美子
作曲・編曲:笹本安詞
歌:キュアサンシャイン(CV:桑島法子)
(敬称略)
明けない夜は、無い。必ず朝日は昇る。光はいつだって、変わらず我々を照らすのだ。
人には時に、ストレートなメッセージが必要だ。そして、それはいつでも人の心を射抜くもの。真っ直ぐすぎるほどに真っ直ぐな歌に、いつの間にか涙腺が緩む。
キュアサンシャインが歌う2曲目のキャラクターソングは、そっと心に寄り添うスローバラード。陽だまりの様に穏やかなメロディ、桑島法子さんの弾けるような明るい歌声が、聴き手に温かく降り注ぐ。ただただ優しい音の木漏れ日を、人はどのような形で受け取るのだろうか。
そこに救いを見出すのか。それとも、そんなものは綺麗事だと吐き捨てるのだろうか。
繰り返すが、この楽曲のメッセージは本当にストレートかつシンプルだ。明けない夜は無い、必ず光はやってくる。その一言に尽きると言っても過言ではない。
だからこそ、この歌は素晴らしいのだ。今がどんなに苦しくとも、希望を持つのが馬鹿らしく思えたとしても、全てが嫌になったとしても。
明日が眩しくないなんて、そんな保証がどこにあるのだろう?
晴れの日は必ずやってくる。今までだって、当たり前にやってきたはずなのだ。明るい日々が無かったなんて、そんなのは嘘だ。それはただ、太陽の存在に気づかなかっただけ。顔を上げることが、できなかっただけだ。
辛い時、俯く時、上を向けない時がある事を、この楽曲は肯定している。涙する日を受け入れ、光の差さない日々があることを認めている。認めながらも、希望を、光を信じることの大切さを全力で伝えている。
何度でも、この楽曲を聴いて欲しい。心の花が開くその時まで。
太陽のプリキュアがいつだって、あなたの心を照らしてくれるから。